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オニツカタイガー 新作となる2019-20年秋冬コレクションの発表

オニツカタイガーの新作発表を祝した“レイヴ”な一夜をレポート

オニツカタイガー(Onitsuka Tiger)の新作となる2019-20年秋冬コレクションの発表イベントが、4月15日に都内で開催された。

2019-20年秋冬コレクションのテーマは、“ダウンタウンレイヴ”。ファッションシーンをリードするベルリンのクラブカルチャーと、自由なスピリットを持つ90年代の若者から着想を得て、アスレチックウエアやアーバンなスノーボーダースタイル、プリントやパッチに力強いスローガンを込めたアイテムなど、アンダーグラウンドなクラブシーンを象徴するスタイルを提案する。イベント会場外には、これら新作をまとったモデルたちが壁に沿って列を作る。若者たちの理想郷、クラブハウスの日常を演じたパフォーマンスが、これから始まる特別な一夜を期待させた。

イベントのプロデューサーはNIONの守屋貴行、建物1・2階を使った会場の空間演出はグラフィックアーティストのYOSHIROTTEN率いる、YARが手掛けた。

剥き出しの配管や錆びついた配電盤、ブラウン管TV等を配置した1階は、ドイツの工業的な空気をまとい、オニツカタイガーの今季の世界観をまた新しい側面から引き立たせる。

フロア中央には、今回の新作アイテムをベルトで巻きつけた柱のオブジェがそびえ立つ。レイヴ・カルチャーに紐付く自由、解放といったイメージとは対照的に、あえて拘束させるというアプローチは、現代の若者が抱える理想と現実へのジレンマを表しているようだった。
2階は、今季のキーカラーであるオレンジ色のレーザーが飛び交うスモーキーなパーティーフロアに。会場を盛り上げたDJプレイヤーは、ロンドンで開催された「ボイラールーム(BOILER ROOM)」にも出演し、ジェフ・ミルズへ楽曲のリミックスを提供した、今世界中からオファーの絶えないゴンノ(GONNO)。ゲストには、福士リナ、江原美希、中田みのり、橋爪愛といったモデルや、AMIAYAを始めとするミレニアル世代のファッションアイコンたち、また話題の日本初バーチャルモデルimma、その他業界関係者など約400名が駆けつけた。